5 初めての異動

あっという間の異動

初めての配属先で僕は一生懸命働きました。

僕は人の何倍も働いて、周りよりも生産性高く働くことに

生きがいを感じるタイプでした。と同時に生産性の高い人物が

世すると本気で思っていました。

本来はそうあるべきなんでしょうが、サラリーマンの世界では、もっと

別な要素を求められると分かったのはもっと後です。

当時は職場のメンバーとは何とかコミュニケーションをとることができましたが、

係長とのそりがどうしても合いませんでした。だんだん係長から陰湿な

いじめを受けるようになっていました。

当時はパワハラなんて言葉もなく、暴言の嵐でした。今考えても

本当につらい時代でしたね。 撃たれ強いほうですが、結構へこんでました。

そんな上司との軋轢もあり、せっかくの出世コースもたったの1年で終了と

なります。入社2年目からは、人事異動で隣のハンドバック売り場に

異動になりました。

地獄のハンドバック売り場

その売り場は出世コースである靴売り場の横にあり、売り場面積も半分の

売り場でした。そこに配属された僕は、売り場の先輩たちよりひどい仕打ちを

受けることになります。

当時靴売り場は、お店も投資をどんどん行い、また売り場の生産性が上がるように

沢山の支援をもらえる売り場でした。 そんな恵まれる売り場があるということは、

裏を返せば何もお店から支援をもらえない売り場もあるのです。

それがハンドバック売り場でした。

そんな売り場で働く社員は、必然的に靴売り場をねたむようになります。

特に隣にあったハンドバック売り場は、妬みの塊でした。

当然靴売り場から来た新人などは、いじめにはもってこいの存在でした。

僕はこの売り場でとことんいじめつくされるのです、、、

続く。