1 百貨店は小売りの王様だった!?

僕が入社したのはちょうどバブルが終わったころ。

当時の百貨店は小売業の花形で、

1990年代の後半でした。

入社するのはとても大変でした。

当時1次面接には200人ほど来ており、

一般常識と適正テストがあったと思います。

そのあとは人事部と5人1組の集団面接です。

それに通過したら最終の役員面接です。

えっ?2次で終わり? と思われるかもしれませんが、

僕が入社した会社は2次で終了でした。

縁故入社がほとんどで、周りはみんなコネでの入社でした。

当時の就職はコネがある、無いで結果は雲泥の差!

どんなに優秀でもコネがなければ受かりません。 当然学歴も

重要視されており、3流大学では就職はありませんでした。

バブル後の氷河期でしたので、当時大学のゼミに12人居ましたが、

卒業までに内定をもらっていたのは半分もいなかったと思います。

それだけ就職することが難しかったんです!

ゆえに僕もコネで入社させてもらいましたwww

初任給は170,000円と他業種と比べると高くなく、

小売業界はそこまで人気がある業種ではありませんでしたが、

当時の小売業界の王様「百貨店」は人気がありました。

というのも当時はバブルの影響もあり、ブランド志向がとても

高い時代だったのです。

人気のショップはほぼ百貨店が網羅していました。

消費者は「百貨店にしか買い物をしに行かない」といっても

過言ではありません。※ちょっと大げさですが、、、

それぐらい百貨店の影響力は強かったんですね。

ですからそんな百貨店に入社できたことは、とても嬉しかったです。

自分が勝ち組になれた感覚になりました。

就職できないと負け組扱いされていた時代ですから尚更です。

また当時の百貨店は美人が就職していることも有名で、

デパガ(デパートガール)は男性の憧れでした。

これで俺もデパガと結婚して、人生の勝ち組になれる!と

心躍ったものです。

・・・浅はかだったですね。

当時の安直な考えでの就職が、40歳を過ぎて間違いだったと気づくとは、、、

このブログは、百貨店を20年続けてきて、今まさに後悔している中年の

反省日記を兼ねています。

ちょくちょく更新していきますので、暇つぶしにご覧ください。